Brian君（静岡県）

 　産まれてくる子供にはいろんな選択肢があることを教えてあげられたらいいなと漠然と思っていた時に、たまたま入った本屋さんで出逢った「ハワイで出産の本」。たった一冊の本に運命さえ感じました。
 

 　本は買ったものの、本当にハワイで出産することはできるのだろうか？　だまされはしないか？　不安はいくつもありましたが、本に書いてある事を確かめる為にコンサルタントの方に会いに行きました。分かりやすい説明。コンサルタントの方の誠実さに、会ってすぐに不安は解消されました。私達はすべてをお任せする事にしました。

　その後「前置胎盤」という大きな問題を抱えました。ハワイでの主治医が決まってすぐに相談しました。今までの経緯を説明すると「今は何ともいえない」。ハワイで産めないかも？　その後、検診に行くたびに必ず国際電話で報告をしました。日本では帝王切開が決まっていたにもかかわらず、胎盤が子宮の入り口から少しずれた事をドクターに伝えると「何も心配しなくていい。大丈夫、安心してハワイにいらっしゃい」とやさしくアドバイスしてくれた言葉を信じて私達はハワイに渡りました。

　出産までの２ヶ月、前置胎盤と診断された事も忘れ毎日沢山歩き、いろんな所にいきました。おかげですっかりハワイに溶け込み現地人とまちがわれたくらいです。

　車をレンタルしてなかったので移動はほとんどバスか徒歩。一番遠い所ではバスでノースショアまで行きました。夜寝る前に明日はどこへ行こうか？とミーティング、朝早くからカピオラ二公園を散歩。昼間は時間の制限がない観光。のんびりした時間の中で美味しいものを食べ、気持ちのいい空気をすい、優しい人達に出逢う。今、 想いだしても夢のような日々でした。

　ストレスのない穏やかな気持ちでお産を迎え無事に自然分娩で産む事ができました。困った事、不安な事はコンサルタントの方が全て教えてくれます。何も心配はありませんでした。ハワイでの出産は素敵な事です。

　あの日、たった一冊の本に出逢った事で私達家族の運命はかわりました。本に出逢えた事に感謝します。