かかる費用

①医療費の金額と内訳(2013年例)

 さて「ハワイ出産」と聞いたとき、多くの方が「一体いくらかかるの?」という費用の面を気にされると思います。日本でも出産費用には保険がききませんが、「ハワイ出産」でも同様です。

 

 出産の医療費ですが、アメリカでは「産婦人科」「小児科」「麻酔科」「病院」といったように、かかった分野のお医者様からすべて別々に請求が来ます(したがって、処理のスピードもまちまちで、産後3-4か月経ってから請求書が届いた、という例も珍しくありません)。
 アメリカには日本のような、国による画一の保険制度がなく、費用はそのお医者様によってバラバラですが、2013年現在、だいたいこのような金額になっています。
 
■「ハワイ出産」の医療費実費 (2013年平均-当会調査による)

   ●産婦人科費用 
    ・初診 300ドル     
     ・出産取扱費用:普通分娩5,000ドル、帝王切開6,000ドル
     ・出産までの定期検診費用 通院ごとに30ドル
      ※別に検査などをした場合は、ラボ(検査室)より請求があります。     
        
    ●小児科費用
    ・産後24以内院内検診+生後1か月検診パッケージ:800ドル     
     ・予防接種は各種1回$100程度     
      ・産後の風邪、黄疸等はつど実費。診察1回に付き$80~$100   
       
   ●薬品類 ・おむつかぶれ、傷薬等 →$100ドル程度?     
       
   ●麻酔科(無痛分娩)
     ・無痛分娩で$2,500程度   ※使用薬液の量・時間による     
        

   ●病院費用・無痛分娩: $9,500  
      ・帝王切開: $14,500  
       ※部屋と機器類の使用料、通常の医薬品や消耗品、通常の局部麻酔含む
                ※当日の利用時間、使用薬液や器具、設備等により増減することがあります。     
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         医療費標準額の合計 18,500ドル~20,150ドル

 この他に検査費用、投薬費、帝王切開の場合は脊椎麻酔の費用、さらにそれを取り扱う医師の技術料などがかかる場合があります。また、産後も新生児の赤ちゃんですから、黄疸などの症状で余分な医療費がかかる場合もあります。くれぐれも医療費は余裕を見てご用意されることをお勧めします。
 また、コンサルタントによっては現地病院とのきちんとした提携があり、妊婦さんに対して病院代の割引が適用される場合もあります。詳しくは個別にご相談されて、そうした制度を上手に活用されるとよいでしょう。

 

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